6. なぜ子供は野菜を嫌うのか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

野菜嫌いの子供たちに、どうやって野菜を食べさせるのか?

こんなテーマのテレビ番組がたくさんつくられています。「見た目をかわいらしくする」「素材の味がわからないように料理する」「子供が好きな味付けをする」などなど。いろいろなアイデアが次から次へと出てきます。

ところが、テレビでは絶対に踏み込まない領域があります。それは、「なぜ子供が野菜を嫌うのか?」という原因究明です。

子供たちは、言葉を話せません。ですから、子供からその理由を聞くことはできません。とすれば、私たち大人が、その原因を真剣に考えなくてはいけないと思います。

動物は、生きるために他の生き物を食べています。では、人間はどうでしょうか。人間が何かを食べる行為は、「生きるため」でしょうか? それとも「楽しむため」でしょうか?

考えるまでもありません。「生きるため」に決まっています。

いやいや「人生を楽しむために食べるんだよ」とおっしゃる方は、これ以降、この記事を読む必要はありません。「食」とは「生きるためのものである」という考え方をベースにして、この記事を書いています。

さて、人間は、他の動物に比べてとても未熟な状態でこの世に生まれてきます。しばらくは母乳で育つとしても、1年後には卒乳して、自力で栄養摂取しなければいけません。そのためには、優れた食べ物を摂る必要があります。赤ちゃんたちは、早く、たくましく、成長したがっているのです。それは、この地球に生まれた動物すべてに共通することです。

もちろん、若いお父さん、お母さんだって、我が子が早く、たくましく成長することを願っているはずです。だからこそ、「何とか野菜を食べさせよう」と考えているのですよね?

そこに大きな落とし穴があります。

どの世代よりも味覚に敏感な赤ちゃんのころ、彼、彼女は、「これを食べてもいいのか?」「これは自分の成長に欠かせないものか?」「これを食べると身体を壊してしまうか?」ということが瞬時にわかるセンサーを持っています。

これは私自身が、自分の孫の様子を見ていて、「仮説」から「確信」に変わったことです。冷静に考えれば当たり前のことです。身体が小さく、ちょっとでも毒を食べれば重大な病気につながる幼い子供たち。たとえわずかでも、毒の入った食べ物を、喜んで食べるわけがないのです。

もし、目の前の野菜が、「この野菜は自分の成長に必要だ」とか「成長の役に立つ食べ物だ」と判断すれば、赤ちゃんは夢中で食べたがるものです。

逆に嫌がるということは──。それは書かなくても答えは明白ですよね?

私たち大人の役目は、「嫌がるものを無理やり食べさせる」ことではありません。

子供たちが「成長に必要だ」と瞬時に判断して、夢中になって食べるような食材を用意することこそが、本来の役目ではないでしょうか。

強い調味料がたくさん使われているジャンクフードで、まだ幼いうちに繊細な味覚を失った子供たちは、若くしてさまざまな病気に見舞われる可能性が高くなるでしょう。

何の味付けをしなくても、幼い子供たちが夢中で食べる食材があります。それが自然栽培の農作物なのです。


私には、子供が4人います。すでにみな独立しています。かつて、自分の子供たちには、酷いものを食べさせていました。せめて、これから育っていく子供たちの食は、なんとしても守っていきたいと思っています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です